「今日もミスした」
「失敗した」
「忘れてた」
仕事でミスして、今まさにネガティブな気持ちになっている看護師の息子と娘へ。
先輩に怒られたのかな?
もしくは慰められて、それが余計に申し訳なくて自己嫌悪に陥ってるのかな?
そんなあなたへ、
看護師20年目の私から一言言わせてほしい。
うぬぼれるな
…ちょっと乱暴な言い方だったかな。
言葉選びが下手くそで申し訳ない。
ただ、このくらいストレートの方が言いたいことは伝わったんじゃないかと思う。
慰めてももらいたいなら他のサイトへGoだ。
ここではもっと現実的な話をしよう。
簡単に言うと、
自分がミスをしないと思っている時点で傲慢だ
って話。
謙虚であれ
看護の仕事は命に直結する仕事。
重大なミスは文字通り「命取り」となる。
ミスしないと思っている看護師がいたら要注意だ。
看護の仕事を知っている人ほど、「自分が失敗するんじゃないか」「ミスしてるんじゃないか」と慎重になっている。
先輩後輩問わず協力してくれた人に感謝し、
自分一人では看護できないことを知っている。
看護の仕事にミスはつきもの。
大事なことは重大なミスを避けること。
小さいミスは気にするな。
仕事終わりに落ち込んだらこう思うべし
「今日もミスしちゃった…」
「でも、人が死ななくてよかった」
だ!
ミスしない看護師なんていない
全看護師に聞いたらわかるが、看護師でミスをしていない人なんて皆無だ。
これは断言できる。
看護師の仕事って難しいのよ。
ミスして先輩に怒られた?
その先輩に言ってやれ!
「あなたはミスせずにここまで来たのですか?」と。
そんな先輩がいる職場なんてとっとと辞めて、後輩がミスしたら責任を取ってくれたり、カバーしてくれる先輩のもとで働くべきだ。
就職先なんていくらでもある。
看護師20年目だって日々悩んでいる
看護師になって1年目、2年目、3年目でミスして落ち込んでいるあなた。
さっきも言ったけど、
看護師の仕事は難しいのよ。
1つもミスしないで成長できる職場なんて、そんなホワイトカラーな看護師の職場はない。
たとえ忙しくない職場だったとしても、密度が薄いだけで看護としてやっていることは同じ。
疾患を抱える患者さんがいて、そこにニーズがあって、必要な看護がある。
その奥深さたるや。
正解がないのと同時に、悩みがないなんてことはない。
つまり、やってもやっても足りないというのが看護の世界。
「もっとできたはず」
これは永遠に続くのだよ。
それが看護師歴20年目でもだ。
改善の具体策:そのミスは人的エラーかシステムエラーか
ミスしたら落ち込むのはしょうがない。
でも、落ち込んでばかりじゃ同じミスを繰り返す。
ここで大事なことは振り返りをして、次に同じ過ちをしないことだ。
そのための考え方を紹介しよう。
そのミスは人的エラーかシステムエラーかを考える
客観的に捉え、これらのどちらかかを考える。
それにより対策が異なるからだ。
人的エラーとは
これは「その人」が原因になって起こしたミスだ。
具体的には、
- 知識不足で知らなかったがゆえのミス
- 睡眠不足で判断力が鈍っていたためのミス
- 油断が招いた確認ミス
などが挙げられる。
ミスをした人の教育が大事となる。
もしあなたが知識不足なら勉強すればいい。
睡眠不足なら夜しっかり寝てから出勤しよう。
油断しがちなら、同僚に煙たがられるまでダブルチェックしよう。
システムエラーとは
これは仕組みが招いたミスだ。
そもそも組織の仕組みの中に人的環境も含まれるので、人的エラーだってシステムエラーの中の1つといえる。
- 教育制度の充実
- 残業をなくして休息を促す
- 有休を取りやすくして休日を増やす
- ダブルチェックの徹底や躊躇しない環境づくりなど
おおむね組織での取り決めにより防ぐことができるミスだ。
注意点:決まり事を増やせばいいというものでもない
ミスをしたからと言って、
- 確認業務を増やす
- 教育の為研修を増やす
などなど、取り決めを増やすと、業務が増えて看護師が疲弊する。
逆効果だ。
管理職なら気付いてほしいところ。
しかし、いつもしわ寄せを食らうのは現場の下っ端だ。
あなたがもし下々の者なら、客観的に組織を見るクセをつけてほしい。
次の職場に行ったときに絶対に役に立つ。
本記事のまとめ
なんだかまとまりのない記事になってしまったような気がする。
私が言いたいことは、
要するに、
失敗は誰にでもある
大きなミスをしないことを気を付けて、
小さいミスなら気にするな
でも振り返りはしっかりとして、
自分で対処できるならする
組織の仕組み上のミスなら上司に言え!
もしくはしっかりと理解して次の職場で活かせ!
以上!